運送業の特定技能者採用に関し、登録支援機関の活用方法

登録支援機関は、受入企業に代わって、特定技能1号外国人への支援業務の全部または一部を行う機関です。運送業では、外国人ドライバーが日本で安心して働き続けられるよう、生活面・就労面のサポートを委託するケースが多くあります。

運送会社での活用方法は、次のような流れが一般的です。

  1. 登録支援機関を選定する
    • 自動車運送業の支援実績があるか
    • 対応できる国籍(ベトナム、インドネシア、ミャンマーなど)
    • 在留資格申請まで対応できるか
    • 日本語教育や生活支援の体制があるか
  2. 支援委託契約を締結する
    企業は支援業務の全部または一部を委託できます。たとえば、運行管理や安全教育は自社で行い、生活支援だけを登録支援機関へ委託することも可能です。
  3. 支援計画を作成・実施する
    登録支援機関は、法律で定められた支援を実施します。主な内容は次の10項目です。
    • 事前ガイダンス
    • 空港などへの送迎
    • 住居確保・ライフライン契約支援
    • 生活オリエンテーション
    • 行政手続きへの同行
    • 日本語学習の支援
    • 相談・苦情対応
    • 地域住民との交流支援
    • やむを得ない場合の転職支援
    • 定期面談・行政への報告

運送業では、一般的な支援に加えて、次のようなサポートができる登録支援機関を選ぶと実務上のメリットがあります。

  • 日本の運転免許取得・切替のサポート
  • ドライバー向け日本語教育(点呼・配送・荷主対応など)
  • 安全運転教育の支援
  • 24時間の緊急連絡体制
  • 寮や社宅の手配
  • 長期定着に向けた定期フォロー

費用の目安としては、登録支援機関へ支払う委託料は1人あたり月額2万~4万円程度が多く、これに初期費用(在留資格申請や受入準備など)が加わるケースがあります。料金体系や対応範囲は機関によって異なるため、契約前に確認することが重要です

 

もし運送会社として初めて特定技能を導入するのであれば、「登録支援機関」と「人材紹介会社」が一体となっている事業者を選ぶと、採用から在留資格申請、生活支援、定着支援まで一括で任せられるため、社内の負担を大きく減らすメリットがあります。