育成就労制度で対象となる産業分野は、特定技能制度で受入れ実績がある16分野を中心に設定される見込みです。
現時点で予定されている分野は以下の通りです。
- 介護
- ビルクリーニング
- 工業製品製造業(旧素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業)
- 建設
- 造船・舶用工業
- 自動車整備
- 航空
- 宿泊
- 自動車運送業
- 鉄道
- 農業
- 漁業
- 飲食料品製造業
- 外食業
- 林業
- 木材産業
これらの分野は、いずれも人手不足が深刻かつ、すでに特定技能で外国人材の受入れ実績がある産業を中心に構成されており、技能の継続性とキャリア形成を重視した設計になっています。
正式な対象分野は、今後、所管省庁や関係団体による議論を経て最終決定される予定です。
したがって現時点では「方向性が示された段階」ですが、制度の目的である長期的な人材育成と定着を支える枠組みとして運用される見通しです。
今後の見通しと職種選びのポイント
育成就労制度の対象職種は、制度開始当初は限定的であっても、将来的に拡大される可能性が高いと見られています。人手不足が進行する業界や、特定技能制度と親和性の高い職種が中心となるでしょう。
企業が今から準備すべきポイントは以下のとおりです。
- 自社の業務が対象職種に含まれるか確認する
- 特定技能への移行を前提としたキャリアプランを描く
- 日本語教育や生活支援の体制を整える
- 法令遵守や労務管理を徹底する
特に「特定技能への移行」は制度の肝となる部分です。3年間で終わるのではなく、その後も戦力として定着してもらうことを見据え、長期的な人材育成の一環として受入れを設計することが求められます。
